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リプレイの十二の門


  『THE COMPOUND OF ALCHYMIE』の中核は、『第一の門』から『第十二の門』までの全12章の詩篇であり、一般に「十二の門」と呼ばれています。12章の全てに帝王韻律(rhyme royal)が用いられており、従って各スタンザは7行、詩型は概ね弱強五歩格、脚韻はababbcc形で統一されております。

  語り手たるリプレイの述べる所によれば、この詩の舞台は「鐘の如く丸」い形の城であり、堅固に閉ざされた城門により12の領域に区切られ、その各々が錬金術の12の作業を象徴しています。読者は『第一の門』から順に12の「城門」を通過して行き、リプレイの言葉を全て理解した上で再び入り口に戻る事が出来たならば、錬金術の理論を一通り伝授され、実践する準備が整った事になります。
  尤も、これ以前の高名な錬金術書がそうであった様に、このリプレイの詩篇も又、ヘルメス思想に独特の比喩という厄介な罠が至る所に仕掛けられています。それ故にこの「リプレイの城塞」の中は、危険に満ちた「言葉の迷宮」に他なりません。資格の無い者が軽々しく踏み込めば、散々道に迷った末に「錯誤という魔物」に取り憑かれ、無意味な実験に時間と財産を空費する羽目になるという仕掛けです。

  尚、この《十二の門》の前後には、『ジョージ・リプレイよりエドワード四世への書簡(GEORGE RIPLEY UNTO King EDWARD the fourth.)』、『序誦(Incipit Prologus.)』、『序文(The Preface.)』等の五篇の詩が付随しますが、それらについては、上記メニューの『THE COMPOUND OF ALCHYMIE』全篇から見る事が出来ます。

  尚、訳者は文学者ではありませんので、誤訳のみならず日本語の間違いもあるかと思います。予めご了承の上でお読み下さい。

注)一部の難読漢字や特殊な読み方をする漢字熟語の場合、特に初出の際には()内に読み仮名を記してある場合があります。但し、レイアウト等の関係上、敢えて読み仮名を付けていない箇所もありますのでご注意ください。


《リプレイの十二の門》日本語試訳・目次

◆『第一の門・か焼』
  (原題:『OF CALCINATION. The first Gate.』)

◆『第二の門・溶解』
  (原題:『OF SOLUTION. The second Gate.』)

◆『第三の門・分離』
  (原題:『OF SEPARATION. The third Gate.』)

◆『第四の門・結合』
  (原題:『OF CONJUNCTION. The fourth Gate.』)

◆『第五の門・腐敗』
  (原題:『OF PUTREFACTION. The fift Gate.』)

◆『第六の門・凝固』
  (原題:『OF CONGELATION. The sixt Gate.』)

◆『第七の門・飼養』
  (原題:『OF CIBATION. The seventh Gate.』)

◆『第八の門・昇華』
  (原題:『OF SUBLIMATION. The eight Gate.』)

◆『第九の門・発酵』
  (原題:『OF FERMENTATION. The ninth Gate.』)

◆『第十の門・高揚』
  (原題:『OF EXALTATION. The tenth Gate.』)

◆『第十一の門・増殖』
  (原題:『OF MULTIPLICATION. The eleventh Gate.』)

◆『第十二の門・投入』
  (原題:『OF PROJECTION. The twelfth Gate.』)

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